ヨモギは薬草の王様
ヨモギはキク科に属する多年草で、都会の排気ガスなどにもびくともしない強靭さがあり、街路樹の根本やアスファルトの割れ目からでも発芽する繁殖力旺盛な薬草です。
日本では古くから「厄除けの霊草」として神聖視されてきました。最近あまりみかけなくなりましたが、戸口にヨモギの束をつるして厄除けのおまじないをしたものでした。
ハーブ療法の盛んなフランスでは、「王の草」と呼ばれ、お茶にして飲んだり、入浴剤として使われています。また、古代中国では、祭りごとに先だって、祈祷師が両手にヨモギを持ってふりかざし、乱舞しながら悪霊を追い払いました。
子供のころ野原で遊び回り、擦り傷や切り傷をつくったとき、葉をよくもんで傷口に貼った経験がある人も多いと思います。これはヨモギの苦味成分タンニンの働きです。タンニンは止血作用をもたらすため、ヨモギは別名「血止め草」と呼ばれています。
ヨモギには現代人に不足がちな食物繊維、ビタミン、ミネラル、葉緑素(クロロフィル)などの成分をバランスよく含みます。前田浩教授(熊本大学医学部)が200種類以上の野菜や山菜の活性酸素の消去能力を調べたところ、ヨモギが最高値を示したと報告されています。
ヨモギには現代人に不足がちな食物繊維、ビタミン、ミネラル、葉緑素(クロロフィル)などの成分をバランスよく含みます。ヨモギの粉末は生葉に比べると、格段に栄養成分がアップします。繊維はホウレン草の15倍、ニンジンの12倍あります。カルシウムはホウレン草の22倍、牛乳の12倍、ニンジンの31倍。ビタミンAは牛乳の81倍です。さらにカロチンに至っては、牛乳の1472倍あります。酵素もまた13種類も確認されており、他の植物が2~3種類と少ないのに比べると段違いです。ヨモギはまさに薬草の王様といえます。
スギナはケイ素を含有
スギナは漢方では「門荊」と呼ばれ、古くから薬草として知られていました。微粉末のスギナには2~4%の「ケイ素」が含まれています。ケイ素は細胞に含まれている大切な成分で、これが不足すると記憶力の低下、抜け毛などが起こりやすくなるといわれています。
ケイ素は身体の中に溜まっている着色剤、薬物といった、さまざまな化学合成物などのゴミを捕まえて外に排出する役目をします。また、食物から摂取した鉄分(Fe)とたんぱく質の結合を促進して、赤血球の生成を助けると言われています。
ケイ素が血液の中に入ると、血液中の水素(H+ 活性酸素をつくりだす)を捕まえて排泄しますので、血液の粘性が下がり、さらに、血管壁に付着したコレステロールをバラバラにしてくれるので、血液の流れが改善されると言われています。
また、スギナに多く含まれているマグネシウムは、腸の浸透圧を高くして腸の内壁をぬらすので、代腸内での便の流れをよくするといわれています。スギナに多いカルシウムは血液のPH値を調整し、血液を弱アルカリのサラサラ状態に保つことで酵素やホルモンの働きを高める結果、ガンの予防になるといわれています。
青汁・粉末のご利用方法
【そのまま】
色々な飲み物に入れて、夏はアイス、冬はホットでお試し下さい。スギナとよもぎ微粉末の量は、小さじに軽く一杯(約1.5g)を目安に!豆乳・焼酎・ウイスキーなど。
※胃もたれ、二日酔いの時には水又はお湯に入れてお飲み下さい。
【お料理】
自家製の餅・団子・パン・ケーキ・クッキー・たこ焼き・お好み焼き・うどん粉・餃子の皮などに混ぜてご賞味ください。
【その他】
お風呂に入れればスギナよもぎ湯が楽しめます。止血にも使えます。
カテゴリ: よもぎ, スギナ, 玄米コーヒー